炭・活性炭

公開日: 2013年3月29日金曜日 添加物 燃料

今回は食品そのもの・食べられるものではありません。 活性炭のお話。



 炭には浄化作用があるなんてよく耳にしますね。 決しておまじないのたぐいじゃないですよ。 炭には(どんな気の済というわけではないのでしょうが)目に見えないほど小さな穴(孔)が開いています。 この孔は分子を取り込めるほど小さい穴なので測定器などを解しないと目指することはできません。 この孔に汚れや、臭いの分子を(当然他のものも一緒に)取り込みます。 そうすると、汚れや匂いが消えるという仕組みなのです。 化学合成を行う際でも活性炭処理で細かな汚れを物理的に除去を行います。 また、食品の面では日本酒の色抜きにも使われていたはずですね。 冷蔵庫の臭い取りもこれと同じ原理が使用されています。 今はどうなっているかわかりませんが、リビングに消臭剤として備長炭一本を置いておく なんてことをしてもいましたねぇ。 燃料としても古来より、日本だけでなく世界中で使われている炭です。 超有料の素材ですが、いかんせん原材は「木」ですからエコの現代からすれば あまりほめられた燃料ではないようですが、こういった側面があると覚えておけば 利用する機会は増えていくのではないでしょうか。

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皆さん普段は何を食べていますか?コンビニ弁当?スーパーのお惣菜?自分の庭で育てた野菜?生活する人の数だけ食べるものだって多様化していきます。 昨今の食の安全気になりませんか?自分が今、この瞬間に口に入れているものが何のか。考える機会を持ってみましょうよ。

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記載者について

有機化学の門を叩いて10数年、現在では生業になっています。 知識はインプットするだけではなくだけでなく、的確にアウトプットしないと自分のものにもできません。 近年食べ物の問題が世間を騒がせていますが、化学の目から見たら目が飛び出るような事象がゴロゴロしています。それを皆さんにわかりやすく説明することにより自分の知識も向上させたい。 そんな欲をかいてみました。