塩素(次亜塩素酸ナトリウム)
公開日: 2014年12月5日金曜日 トリハロメタン ハロゲン 殺菌剤 添加物
ここ最近はあまりニュースになったりしませんね。この物質も中々皆さんの側にある物質ではないでしょうか。
水道水のカルキ臭さの原因はこの塩素に起因しています。
我々が飲んでいる水は、大多数の場合水道除籍力供給されるものを飲んでいますね。首都圏の人は揃って水がまずい問のはよく知られた話です。
私も職場が静岡県にあり上水道の味の違いがなぜこんなにはっきり出るのか不思議に思ったことがあります。
塩素消毒と入っても診ずに塩素ガスを入れてるわけではありません。(!)そんなことをしたら大量の塩酸が発生して河川・浄水場近辺は死の世界と化すことでしょう(笑)もっと汎用的に殺菌作用を示す、次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)というものを使用します。
この物質はトイレ用洗剤でお馴染みのサ●ポール等の酸系薬剤と混ぜると塩酸ガスを発生し、取り扱いが非常に危険なものでもあります(混ぜるな危険と大きく書かれていますよ)が大抵の場合ごく少量を使用し、また水に少量溶かす分にはそこまで危険はないので非常に広く使われている化合物です。
ボツリヌス菌の消毒なんかにも使われています。
これらを浄水場で飲料用に取水した水にガーッとぶち込みます。(当然異物の除去や液性の調整も行っています)それを上水道から各家庭に供給してるわけですね。
この塩素の残留地は水道法によって規定されており、蛇口から出てくる水の中に0.1mg/L以上、1mg/L以下にならなければいけないそうです。
よく環境や健康の話で有害な物質は◯◯㎎以下でなければいけない!とか耳にしますが水に関しては、0.1mg/L以上残っていなければいけないのです。そうでなければ雑菌などが繁殖してとんでもないことになりますからね。故に水道水は口に含むとカルキ(塩素)の臭がするわけです。
しかし、塩素が残っているから健康に悪いという面もあり、ごく微量だから問題無いという意見もあるのも事実です。どうしても気になる方は水道に浄水器を付けられるか、若しくは沸騰させて5〜6分日にかけっぱなしにして塩素を飛ばしてからお使いになればいいと思います。
綺麗に飲める水を確保するのに薬剤を使わなければいけない世の中も悲しいもんですが、何時の世も水は奪い合いの対象です。大事に使いたいものですね。
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