重曹
年度末いかがお過ごしですか。 今月は色々なところで卒業式をやってますね。これから新生活をスタートされる方々も多いことでしょう。 そんなところについてまわるのが…「お片付け」ですよね~ 私も勤めに出ているものですから家の中が中々片付きません。休日になると遊びに出かけてしまうクチなので… でも何かの拍子にやらないといつまでたっても片付きませんよね。 色々な掃除用具を買い揃えて始める前から疲れちゃって、買っただけで満足…なんていうパターンにハマりかねません。そこで!買うものは最小限にしてみましょう。しかもドラッグストアで安価に売っているもの。 それが重曹です。 化学名:炭酸水素ナトリウム CAS No,144-55-8
コレ、結構万能薬なんですよ~ パンを作る方ならよく知ってる、ふくらし粉ってありますわね? アレの正体はこの重曹です。水溶液の状態でも65℃程度で分解します。 分解すると二酸化炭素が出てきます。この泡(気体)でパンなんかが膨らむんですよね~ またよく「シンクの汚れは重曹で落としましう!環境にもやさしいですよ♪」 っていう感じの触れ込みも多いですよね、あれも大体あってます。 重曹の水溶液は弱アルカリ性を示します。石鹸と一緒なんですよね。 このアルカリ性のお陰で水垢なんぞが効率的に落ちてくれます。 石鹸は界面活性剤と言われるものなので、作用する仕組みが少し違いますが。 汚れが落ちてくれることに変わりはありません。 主に酸性の匂いに対して脱臭効果が期待できます。汗臭さは酸を含有しているのでその点は 期待できますが人体の臭いの中にはアンモニア由来の塩基性の臭いが含まれているため 重曹だけでは解決できませんが、助けにはなるはずです。 温泉にも炭酸泉ってありますね。炭酸泉の成分も重曹が含まれています。 二酸化炭素の発生源になっています。 温泉の素にも入っていて裏面に記載されているはずですので見てみるといいでしょう。 一つ注意いただきたいのは、ドラッグストアなどで売っている重曹は洗浄用などになっているため 調理には使えません。調理にお使いになる際は「食品添加物」「調理用」などといった記載があるものを 必ず選ぶようにしましょう。 何かあっても当方は責任取れませんので… お掃除も賢く安く行うと面白くなりますよ。
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