キシリトール(Xylitol)

公開日: 2012年11月29日木曜日 甘味料 糖アルコール








おなじみ続きで行きましょう。キシリトール(英語:Xylitol)CAS No,87-99-0です。甘味剤として有名ですね。甘味剤とは読んでジのごとく甘みを感じる物質のこと。一番先に出てくるものといえば砂糖でしょう。因みに砂糖は化学ではグルコースと呼ばれています。

このキシリトールはグルコースに比べてだいぶ甘いのに、カロリー的には40%程度だそうです。
ですので、糖尿病など当分摂取を制限される人への甘味料として多用されます。

また、虫歯になりにくい甘味剤でもあります。砂糖類を口に入れると口内の虫歯菌の作用により糖類が分解され、酸の一種である乳酸が発生します。
この乳酸が歯のエナメル質室や象牙質を侵食し穴が開いて虫歯になります。
キシリトールは虫歯菌によって酸の類を発生しないとされており、さんによる腐食リスクを低減していると考えられています。

それと、この糖アルコールというものは基本的に人間の消化酵素では分解・消化ができません。従って所長で吸収されることがないために、過剰摂取すると下剤の役割をします(食物繊維と同じような働きをする)。
昔キシリトールガムが出たてのこと食べ過ぎてお腹がゴロゴロいった経験はありませんか?
その原因がこの物質です(但し、毒性はないものとされている)。

何事も程々にしましょうね。


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皆さん普段は何を食べていますか?コンビニ弁当?スーパーのお惣菜?自分の庭で育てた野菜?生活する人の数だけ食べるものだって多様化していきます。 昨今の食の安全気になりませんか?自分が今、この瞬間に口に入れているものが何のか。考える機会を持ってみましょうよ。

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記載者について

有機化学の門を叩いて10数年、現在では生業になっています。 知識はインプットするだけではなくだけでなく、的確にアウトプットしないと自分のものにもできません。 近年食べ物の問題が世間を騒がせていますが、化学の目から見たら目が飛び出るような事象がゴロゴロしています。それを皆さんにわかりやすく説明することにより自分の知識も向上させたい。 そんな欲をかいてみました。